BIOGRAPHY
photo by Monica Jane Frisell
山本祐介 (channel U, Golden Monkeys)
兵庫県、加古川市出身。幼少の頃からオルガンに親しみ作曲を始める。国立音楽大学で打楽器を専攻。在学中からオーケストラ、吹奏楽、打楽器アンサンブルなどに多数参加。打楽器を、岡田知之、上野信一、奥原光の各氏に師事。卒業後、1990年に渡米しボストンのバークリー音楽大学へ全額奨学金を得て入学。ヴィブラフォンをゲイリーバートン(Gary Burton)、エドセイドン(Ed Saindon)の両氏に師事。その頃から現地のクラブ等で活動を始める。同校を卒業後、ニューヨークに拠点を移し、様々なジャンルの音楽シーンにて演奏活動を重ねる。1998年に初のリーダーアルバム「Golden Monkeys」を発表。同時期からアメリカ、日本はもとよりヨーロッパ、カナダ、メキシコにおいてGolden Monkeys, channel U, Dizzy Ventilatorsなど、様々なグループとツアーを行う。また、多種多様な音楽ジャンルにおいてレコーディング、作曲、アレンジや、TVのCM音楽も手がけている。2005年に山本のソロユニットchannel Uからファーストアルバムを発表。2枚目はすべての楽器演奏、プログラミング、録音をミックスなどを1人で手がけ究極のDIYスタイルで「So Possible」を発表、そして2012年には参加メンバーであるChimp BeamsとShing02とのコラボレーションによるアルバム「ASDR」をリリース。Tim Burton監督のディズニー映画「Frankenweenie」のエンドテーマ曲となったYear Year Yearsのリードシンガー、Karen Oの「Strange Love」の制作に多数の楽器で参加。また、SONY プレイステーションの看板ゲーム、"グランツーリスモ6と”グランツーリスモ スポーツ”の収録曲を提供する。そしてNYのブルーマングループのスペシャルイベントやTV番組の収録に参加。2017年「channel U -Gamelan Project-」名義でガムラン・エレクトロ・アンビエントのアルバム「Shadow Motion」を発表。そかからの展開で全米で展開するイベント「Ambient Church」にてソロパフォーマンスをする、さらには2019年夏に京都のApple Storeにてアンビエント音楽のワークショップを行うなど、新しい展開を見せている。2020年に初の自己の名前名義でのアルバム「Music for vibraphone, marimba and synthesizer」を発表。2022年には「Golden Monkeys」のセカンドアルバムを発表。
現在ヴィブラフォン、パーカッション、ドラム、キーボード等を操るマルチプレイヤー として、またプロデューサーとして自己のプロジェクトを中心にして、ニューヨークを拠点にソロでの楽曲制作やあるいは世界中の音楽家とのコラボレーションなどで多彩な活動を続けている。